お子さんを虫歯にさせないために
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あかちゃんが虫歯になる背景

生まれたばかりのあかちゃんの口腔内には、虫歯の菌は存在しないと言われています。そうなると…何故、お子さんは虫歯が出来てしまうのでしょうか?

答えは……。虫歯の菌が親御さんや身近な家族などから、うつってしまうからです。

何よりもまず、大切なのは虫歯にさせないことです。一生お口の健康につながるものですので、お子さんの頃から予防意識をしっかり持つことが、大切です!!!!!

それでは、これからお子さんが虫歯になる背景をご紹介します。

あかちゃんに虫歯をうつさないようにするには

一度は耳にした事があると思いますが、「あかちゃんへ口うつしで食べ物をあげたり、キスをするとあかちゃんが虫歯になりやすくなる」とういうお話。間違いではありません。

虫歯の菌は、あかちゃんのそばにいる親御さんなど、身近な大人からうつります。その仕組みはコップやスプーン、おはし、食器の共有など、大人が食べものを口うつしで与えることや、愛情表現のキスをすることにより、唾液を介してあかちゃんに感染することがほとんどです。

要は、口うつしで食事を与えないようにしたり、食器類を別にしたりすることを徹底すればいいのです。そして虫歯の菌の感染源となるご家族の口腔環境を整えることも大切です。お子さんのために、ご家族全体で虫歯予防に取り組みましょう。

あかちゃんが虫歯の菌に最も感染しやすい時期

時期については、歯科医によって見解にばらつきがあります。例えば、生後半年(歯が生え始める頃)から3歳頃まで気をつけようという考えもあれば、生まれてから2歳半頃まで気をつけようと言う意見もあります。

当院の考えとしては、より完ぺきな虫歯予防をと考えていますので、”生まれてから3歳頃まで”は気をつけましょう。とお話しています。

この時期に虫歯の菌がうつらなければ、その後も虫歯になりにくいといわれていますので、親御さんはこの時期とくに注意するようにしましょう。

お子さんの虫歯を防ぐためのポイント

1. 食事やおやつは時間を決めましょう

一度にたくさんの食べ物を食べることのできないお子さんにとって、おやつは重要な栄養補給の機会です。

そうはいっても食べ物が口腔内にある時間が長いと、お口の中が酸性化して虫歯になりやすくなってしまいます。おやつの時間をちゃんと決めることや、朝食や昼食としっかり分けるなどして、「ダラダラ食べ」を避けましょう。

2. おやつや水分補給にひと工夫を

お子さんは甘いものが大好きです。とは言っても、甘いものには糖分がたくさん含まれています。

虫歯の原因である菌は、食べものに含まれる糖分をエサにして歯を溶かす「酸」を出すため、なるべく糖分は控えたいものです。

近頃は砂糖を使わないノンシュガー、キシリトール入りのお子さん向けおやつもありますので、糖分を与え過ぎないような工夫をしましょう。水分補給には、甘いジュースやスポーツドリンクなども要注意!!! 糖分の少ない麦茶やお水、細菌効果のあるお茶を飲ませることもよいとされています。

3. 食後はブラッシングを

食後やおやつの後には、必ず歯磨きをする習慣をつけましょう。

お子さん自身に任せるのではなく、最後に必ず親御さんがチェックし、仕上げ磨きをしてあげる事が大切です。


仕上げ磨きについて

仕上げ磨きは、10歳ごろまでしてあげるといいでしょう。歯磨きの習慣づけることで徐々に上手くなっていきますが、小さい頃は自分できちんと磨き上げることは、なかなか難しいものです。仕上げ磨きをしてあげることで、お子さんの口のケアができるだけでなく、親子のコミュニケーションを図ることもできます。

 

投稿日:2015年10月22日  カテゴリー:未分類