奥歯が割れてしまった場合、どうするか?放置するとどうなる?
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どうして・・歯の根っこが割れるのか?
原因として考えられることは
●硬い食べ物を噛砕いた(硬い食べ物を好む方は、長年のダメージが蓄積し割れる場合がある)
硬いものがよく噛めるというのは歯が健康な証でもありますが、実はそれだけ歯に負担がかかっているということもあります。
歯は体の中で一番硬い部分ではありますが、毎日毎日負担がかかりすぎると、ヒビが入ったり、最悪割れてしまうこともあります。問題なく噛めている時にはそのようなことを意識することはありませんが、いざ割れてしまうと、途端に激痛を伴ったり、歯の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
●歯ぎしりや食いしばり(一部の歯に負担がかかるために起こります)
多くの方が気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりをしていることがあります。特に、睡眠中や仕事に没頭している時、ストレスを感じている時などに、無意識に行なわれがちです。実は、無意識に歯にかかる力は、体重の2〜3倍ほどの強さだと言われています。強い力が長時間かかり続けることによって、硬いエナメル質でも耐えられなくなり、割れたり欠けたりしてしまうことがあります。
●事故・転倒・衝突などの外傷
スポーツや事故などによる衝撃が奥歯のダメージに繋がることがあります。ぶつけたり転んだりした時には前歯が欠けることが多いですが、奥歯も同じようにリスクにさらされています。特に、強い衝撃を受けた際は無意識に歯を食いしばることが多く、歯にかかる力が耐えうる範囲を超えてしまい、割れたり欠けたりする原因になるのです。
●虫歯(長年放置すると割れる場合あり)
歯の表面を覆うエナメル質は、人体の中で最も硬い組織とされています。しかし、虫歯菌が出す酸はそんなエナメル質をも溶かしてしまい、やがて小さな穴が開き、エナメル質の内側にある象牙質を侵食します。象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、象牙質まで達した虫歯は内部で大きくなる傾向があります。そうすると、歯の内側に空洞ができ、歯はもろくなり、結果、少しの力で歯欠けてしまったり割れてしまったりすることがあるのです。
●噛み合わせ(噛み合わせが不調だと、一部の歯に負担がかかり、根が割れてしまう場合がある)
噛み合わせが原因で歯が割れることがあります。理想的な噛み合わせでは、咀嚼時の力が均等に分散されますが、噛み合わせが不適切な場合、特定の歯に過度な力が集中してしまいます。この不均衡さが原因で、歯が欠けたり割れたりしてしまうのです。
特に、出っ歯や受け口、開口などの咬合異がある場合、奥歯への負担が大きくなる傾向があります。外見上は問題が見受けられなくても、日常の咀嚼による継続的なストレスが蓄積され、将来的には歯が欠けたり割れたりする確率が高まります。そのため、噛み合わせの問題には特に注意が必要です。
●酸蝕歯
虫歯とは異なり、食事の影響で歯の表面のエナメル質が酸によって溶かされている歯のことを酸蝕歯と言います。虫歯や歯周病に次ぐ重要な歯科疾患とされており、実に4人に1人がこの問題を抱えているとされています。酸蝕歯の主な原因は、食品や飲料に含まれる酸が長時間歯に触れることです。特に、柑橘類、酢、炭酸飲料、スポーツドリンクなど酸性の高い飲食物を頻繁に摂取する人は、この症状を引き起こしやすい傾向があります。
さらに、胃酸の逆流や摂食障害なども酸蝕歯の一因です。これらが原因で口内が酸性に傾くと、エナメル質が溶けて内側の柔らかい歯質が露出します。そうして、歯が欠けたり割れたりするリスクが高まるのです。
●神経を抜いた歯(根管治療後、長年経過してからおこる現象)
もし奥歯が割れてしまったらどう対処すればいいのでしょうか?自己判断して放置すると症状が悪化してしまうことがあるため大変危険です。適切な処置を行うことによって割れた歯を残すことができるケースもあります。今回は、奥歯が割れてしまった時の対処法と、その後の治療方法について詳しく解説します。
どんな症状が出るのか?
歯がしみる
歯にヒビが入ると、温度刺激が歯の奥にある神経に伝わりやすくなるため、温度刺激でしみる症状が出やすくなってきます
噛むと痛い
ものを噛むと痛みが出ることもあります。ヒビの入り方によって、同じ歯でもある部分は痛いけれども、ある部分は何ともない、というような痛み方をすることがあります。
何もしなくてもズキズキ痛む
ヒビが神経に達してしまうと、神経が炎症を起こしてズキズキと脈を打つように痛くなってきます。このようになってしまうと神経を取らなければならない、もしくはヒビが完全に歯を真っ二つに割ってしまっている場合には抜歯をしなければならないこともあります。
歯が欠ける
ヒビが奥まで入って歯が一部欠けてしまうこともあります。欠け方によって詰め物で治せる場合、抜歯をしなければならない場合など様々です。
歯茎が腫れる
主に神経がない歯において起こりやすい現象です。
神経がない歯の場合、歯にヒビが入っても、しみるなどの症状が出ないため、自分で気づかないうちに歯が真っ二つに割れてしまい、割れた部分から細菌感染を起こして歯茎が腫れ、膿を排出したりするようになります。このようなケースでは抜歯をしなければなりません。
奥歯が割れた場合、歯は残せるのか
歯を残せるケース
割れ方によっては歯を残すことができます。
歯の根っこより上の部分が少し欠けたり割れたりしている程度なら修復が可能です。破折部分を適切に治療することで、歯を維持することができるのです。
抜歯が必要なケース
小さく欠けていたり、表面的に割れていたりするだけなら、修復することができます。しかし、歯の根元まで深く割れたり、大きなヒビが入ってしまったりしている場合は、歯をそのまま保存するのが難しく抜歯が必要となることがあります。
治療法
もしも歯が割れてしまったら、なるべく早く歯科医院を受診してください。破折した歯はとてももろく、そのまま使い続けるとさらに大きく破折してしまう恐れがあります。最初の段階なら歯を残せたのに、放置したせいで抜かなければいけなくなってしまった、なんてことにもなりかねません。「これくらいなら大丈夫」と自己判断せずに、必ず受診してください。
歯を残せる場合の治療方法は以下の通りです。
1、コンポジットレジン(樹脂)
・欠けた部分の表面をわずかに削り、プラスチック製の白い詰め物をする
・治療は通常数回で完了

2、インレー
・欠けている範囲が大きい場合に適用
・欠けた部分を削り、型を取って詰め物を作成
・材質は金属(適応条件なし)やプラスチック(適応条件あり)が多く、見た目や耐久性に応じて金やセラミックを選ぶことも可能(自費治療)
・治療は通常3回程度で完了
3、クラウン
・歯冠部分の大半が欠けている場合
・クラウン(被せ物)では全体を覆う。特に大きく欠けている場合は、神経を取る治療が必要になることもある
・材質は、保険適用の金属やプラスチック、自費治療のセラミックやジルコニア、メタルボンドなどがある
・治療回数は3〜6回程度が目安
また、抜歯が必要な場合、そのまま放置すると噛み合わせが崩れ、将来的な問題を引き起こすことがあります。早めの対応が重要です。

1、ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両側の歯を橋渡しするようにして人工歯を入れる治療方法です。この方法では、隣接する健康な歯を支えにするために削らなければいけません。時には、支えとなる歯の神経を取る処置が必要になることもあります。ブリッジに使用する材質は、保険適用される金属やプラスチックの他に、自費治療で使用される金、セラミック、ジルコニアがあります。
治療は3〜4回程度必要です。

2、入れ歯
入れ歯は取り外しが可能な人工の歯です。隣接する歯に金具をかけて固定しますが、ブリッジと異なり歯を大きく削る必要がありません。また、食後に取り外して歯磨きができるため、口腔内を清潔に保つことができます。
治療回数は概ね3回程度です。

3、インプラント
インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根を作って歯を入れる治療です。ブリッジや入れ歯のように隣接する歯を支えにしないため、他の歯に負担をかけずに歯を修復することができます。ただし、インプラント治療では人工の歯根を顎の骨に埋め込む手術が必要で、この治療は保険適用外です。
治療回数は5〜6回程度かかります。
奥歯の治療は早めにご相談ください
投稿日:2026年1月14日 カテゴリー:未分類




